一つの花

ふと、気になって。

小学校の国語の教科書で読んだ、「ひとつだけちょうだい」がキーワードの話。
あの話の結末が思いだせなくて、検索してみました。

タイトルは、すぐ判明。
「一つの花」でした。

主人公の名が「ゆみ子」なので、妙に覚えているのですが。
読み返す気力はなかったのです。
戦争童話だからかもしれません。

検索してみると。
やはり、「ひとつだけ、ひとつだけ」は、皆さん覚えている台詞のようです。

結局。
ゆみ子は、お料理上手の女の子に成長して、お母さんと暮らしているようでした。
お父さんは、帰ってこなかったけれど。
出征の日にゆみ子にくれた「一つだけのお花、大事にするんだよ」のコスモスが、たくさん咲いている家に住んでいるようです。

そこでふと、思いだしたのですが。
当時、ラ伎は、いじられキャラだった記憶があるのですが。
この教材でいじられた記憶はありません。

……アクの強いクラスメイトばかりだったけれど。
当時のみんな、案外いい子ばかりだったのだな、と、20年以上経って初めて気づきました。
ネタにしていい教材ではないと、みんな解っていたのだと思います。

こんど帰省したら、読み返してみようと思います。