くずのは。

手術後、初めて描いたイラストです。うん、右手よし。

麒麟茶会用のイラスト。
いろいろ、加えたり除けたり、いじってみたのですが。
どうも、「きれいな奥さん、きれいなママ」という感じになったので、「葛の葉姫」ということで進めます。

葛の葉姫は、スーパー陰陽師安倍晴明のご母堂である狐ですが。

歌舞伎で有名な、「葛の葉の子別れ」。
あの名場面で彼女が詠む歌が、ずっと謎でした。

「恋しくばたづねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」というやつです。

「母ちゃんが恋しかったら母ちゃんの実家まで追いかけておいで。信太の森いうとこが実家や。うらむで、晴明」という意味だと解釈してましたが、なぜ、恨むのか納得いかなくて。

でも、SMAPの「らいおんハート」の歌詞を読んで納得。

葛の葉は、確かに「晴明の母」ですが。
それ以前に、「保名の妻」なんですよね。

つまり、晴明のことは二番目に好きだけど、一番はダーリンである保名だと。

あの歌は、
「お前がこんなクチ軽うなかったらダーリンとずっとおれたのに!お前は我が子やから可愛いけど、やっぱり悔しいわ!」という意味かと思って、なんか納得。

昔、コバルト文庫で、保名と葛の葉のラブストーリーを描いた「姫神様に願いを」というシリーズがあったのですが。
読んだことはないのですが、その作品ではどういう解釈だったのか。
いまさら、気になります。

姫神さまに願いを (姫神さまに願いをシリーズ) (コバルト文庫)

姫神さまに願いを (姫神さまに願いをシリーズ) (コバルト文庫)


おまけ。