蝶々姫。

おんなのこ、として生まれて育つ過程で、身内からちいさな贈り物をもらう。
と、いうのは、わりにある話しだと思います。

で、それが小物や装飾品だった場合。
やたらに集まるモチーフってありませんか?

わたしの場合は、【桜】【猫】、そして、【蝶】なんです。

このうち、桜と猫は、筆名由来のもの。
つまり、先方が、わたしが名乗る名から好みを察して贈って下さるものが多数です。

が。
【蝶】。
これは、申告した記憶がないのにやたらと集まるのです。
ほんとうに不思議。

いえ、綺麗です。
好きです。
でも、それを口にした記憶はないのです…。

同居していた祖母は、
「蝶はきれいだけれど、ひらひらと【多情】で【短命】だから、よくない」
と云っていました。
縁起を担ぐとそうなるのやも。

でも、下さる方は。
非難を承知で云いきると、わたしを溺愛して下さった身内ばかりなのです。

う〜む。

やはり、いいものなのでしょうね。
わたしにとって【蝶】は、【望外の愛情】の象徴みたいな気がします。

ちなみに、先日、ウォークマンをいじっていて、「うわお」と思った曲は、
NOKKOの【LONELY BUTTERFLY】。
「きみはまるで 自由なちょうちょさ 信じるなんて できないよ」というフレーズがあるのですが、
これ、似たようなことを…ああ、古傷が裂ける(泣)。

それから、高河ゆんのコミック【LOVELESS】に、
やはり、蝶を象徴とする青年【草灯】が登場します。
画学生の彼が、同級生に語った「蝶を嫌いな理由」、
それから、彼の養父が彼を蝶に擬して褒めた「美点」、
どちらにも深く共感してしまう。

でも結局、わたしと蝶の共通点は、
「固形食料に興味を示さず、糖質を含んだ液体食料を偏愛する」ことのみです。
あとは、云わぬが花v